「何から相談していいか分からない」が、いちばん良い入り口です
「相談したいことはあるけれど、何から話せばいいのか分からない」。お問い合わせをためらう理由として、私たちがいちばんよく耳にするのが、この言葉です。困っているのは確かなのに、それがうまく言葉にならない。専門的なことを聞かれたら答えられないかもしれない。そんな不安から、つい後回しになってしまう。よく分かります。
けれど、正直に申し上げると、私たちにとっては「何から相談していいか分からない」という状態こそ、いちばん良い入り口です。なぜなら、その曖昧さの中にこそ、本当の困りごとが隠れていることが多いからです。最初からきれいに整理された相談より、「なんとなく毎月の費用が気になっていて」「この作業がいつも面倒で」といった、ぼんやりした違和感のほうが、かえって核心に近かったりします。
私たちの仕事の多くは、答えを出すこと以前に、「何が問題なのか」を一緒に見つけるところから始まります。お話を伺いながら、現状を整理し、「困っているのは実はここですね」と輪郭をはっきりさせていく。この過程そのものが、解決の半分を占めていると感じることも少なくありません。問題が正しく言葉になれば、打ち手は自ずと見えてくるものです。
もうひとつお伝えしたいのは、相談したからといって、必ず何かを契約したり、お金をかけたりする必要はない、ということです。お話を伺った結果、「今のままで大丈夫ですよ」とお答えすることもよくあります。無理に仕事を作ることは、私たちの本意ではありません。まずは、いま抱えているもやもやを、いちど外に出してみる。それくらいの気持ちで構わないのです。
私たちが幅広く、複合機や通信のことから、Webやシステム、資料づくりまでお引き受けしているのも、こうした入り口を大切にしたいからです。困りごとは、最初からきれいに分類されてはやってきません。「これはどこに相談すればいいのか」と迷う前に、まず一度ぶつけていただける。そんな相手でありたいと考えています。
うまくまとまっていなくて構いません。むしろ、まとまっていない状態のままお話しいただくほうが、私たちもその会社や店の実情をつかみやすくなります。「何から相談していいか分からない」。その一言から、いつでも始めてください。整理は、一緒にやっていきましょう。
